千葉・大網白里市の水道管破裂事故、老朽化が原因か？市民の不安高まる

2025年2月12日

2月11日未明、千葉県大網白里市で水道管が破裂し、道路が陥没する事故が発生しました。破裂した水道管からは高さ10メートルもの水が噴き出し、周辺の住宅や道路に被害が及びました。

専門家は、水道管の老朽化が原因の可能性が高いと指摘しています。

この事故は、埼玉県八潮市の道路陥没事故と時期が近く、インフラの老朽化に対する懸念が広がっています。

報道の詳細

【続発】道路から噴き出す水…千葉・大網白里市で水道管が破裂し道路が陥没　埼玉・八潮市の陥没事故発生から2週間　熊本市でも陥没が確認 #FNNプライムオンライン https://t.co/8lNJCO5UI5
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) February 11, 2025

2月11日午前3時ごろ、千葉県大網白里市みずほ台1丁目の市道で水道管が破裂し、道路が陥没する事故が発生しました。

発生場所

事故現場では、破裂した水道管から高さ約10メートルの水柱が噴き出し、周辺の住宅や道路に甚大な被害をもたらしました。

現場付近の住民によると、「突然大きな音がして外を見ると、水が空高く吹き上がっていた」と驚きの声が上がっています。

この事故により、周辺の住宅やアパートでは窓ガラスが割れる被害が発生し、一部の住宅の屋根にも損傷が確認されています。

さらに、道路の一部が直径約2メートル、深さ約1.8メートルの大きな穴となり、通行が不可能な状態に陥りました。被害の規模が大きかったものの、幸いにもけが人は報告されていません。

破裂した水道管は1960年代に設置されたもので、老朽化が進んでいた可能性が高いとのことです。

水道管は直径約15センチのビニール管で、約50センチの亀裂が確認された。埋設から三十数年が経過しており、経年劣化のため破損したとみられる。

朝日新聞

現在、市と専門家チームが原因の特定を進めており、同様の事故が再発しないように検証作業が行われています。

背景・経緯

千葉県大網白里市の令和6年度当初予算の概要では、公共施設やインフラの老朽化対策が重要な政策課題として挙げられています。

このことから、市全体でインフラの老朽化が課題となっている可能性があります。

特に、今回破裂した水道管は約60年前に敷設されたもので、当時の耐用年数を大幅に超えて使用されていた可能性があります。

通常、水道管の耐用年数は40～50年程度とされており、点検や交換が必要な時期に差し掛かっていたとみられます。

また、近年の異常気象による温度変化や地下の土壌の動きが、水道管の劣化を加速させる要因になった可能性も指摘されています。

千葉県内では、過去にも同様の水道管破裂事故が発生しており、今回の事故はインフラの老朽化に対する警鐘とも言えます。

影響・問題点

この事故により、周辺地域では一時的に断水が発生し、多くの住民が生活に影響を受けました。

市は緊急の給水措置を講じるとともに、復旧作業を急いでいますが、完全な復旧には数日から1週間以上かかる可能性があるとされています。

さらに、道路の陥没により交通規制が実施され、近隣の住民や通行車両にも影響が出ています。

市は通行止めとなった道路の復旧作業を進めていますが、地盤の安定化には時間がかかる見込みであり、今後の雨天による地盤のさらなる沈下にも警戒が必要とされています。

また、今回の事故は埼玉県八潮市の道路陥没事故と時期が近く、全国的にインフラ老朽化に対する不安が高まっています。

ネットの反応（Xや掲示板など）

Xの声

昨日ニュースでも見ましたけど、千葉の方でも水道管が破裂して道路の一部が陥没って話もありましたし、インフラの老朽化に伴う見直しをする時期が来たのかなと。
— ルル (@kure9kure9) February 12, 2025

こんなに水道管破裂おきるもん？
なんか怖い
— らぱっち (@atarimesurusu) February 12, 2025

• 「深夜に突然の水柱、怖すぎる…家が揺れるレベルの衝撃だったらしい。」

• 「またインフラ事故か。老朽化対策が急務だね。」

• 「けが人がいなくて本当によかった。でも、これって氷山の一角では？」

• 「水道管の点検ってどれくらいの頻度でやってるんだろう？自治体ごとに違うのかな？」

• 「埼玉の陥没事故と続いて、不安が募る。日本のインフラ、本当に大丈夫？」

SNS上では、「日本全国でインフラの見直しが必要なのでは？」という意見や、「古い水道管が原因なら、今後もっと大規模な事故が起こる可能性があるのでは？」という懸念の声が多く見られます。

まとめ・今後の展開

今回の事故では、水道管の破裂による道路陥没が発生し、インフラの老朽化や維持管理の課題が改めて浮き彫りになりました。

現在、専門家チームが事故原因を調査中であり、今後、詳細な報告が発表される見込みです。千葉県や市は、同様の事故が発生しないように、水道管の総点検を実施する可能性があると発表しています。

この事故を受けて、全国の自治体がインフラ点検を強化する流れが生まれるのか、今後の対応に注目が集まります。